GREETING

国際的に活躍出来る人はそう多くはいません。
限られた人だけが活躍できる。それは当然のことです。だからこれまで自分にすべてフォーカスして活動を行ってきました。おかげでたくさんの経験を積めましたし良い思いをしてきたのも事実です。嬉しいことや幸せは苦労を遥かに上回ります。ただその経験は自分だけで良いのか、突然、四十を過ぎてから想い始めるようになりました。これまで自分にフォーカスを当てながらも、器用なフリをしてたくさんの弟子の育成にも励んできました。そんな弟子たちは実に純真無垢でとにかく一所懸命に期待に応えようと頑張ってくれます。その甲斐あって結果も付いてきました。何不住なく、それなのになぜ？突然降って沸いたかのように自分だけ特別な経験をしていると思う？
そう思うのは結局のところ育成の真似事であり、取り敢えず続けてきてはいるもののベクトルが完全に自分にしか向いておらず、弟子のことはそっちのけだったということです。だから虚無感に襲われるのだと今は思います。そこまで正直にこのページに書き込む必要があるかは不明ですが、続けます。ベクトルの向きが変わると不思議なもので、突然、弟子の存在の大きさにハッと気付かされたり、時に励まされている自分がいたり..これまでの自分には到底考えられない思考現象が次々に起こります。それはそうですよね。自分が活躍出来ればそれでいいとベクトルを自分にしか向けていなかった人間が突然方向転換したのですから。そう思うのも不思議ない。少しは反省でも言いたいところですが。それはそれで良い。問題はこれからをどうするかです。基、超プラス思考の私はそんな自分でも『若気の至り』と跳ね除け肯定してしまいますが...。
すべてを肯定的捉える私はそれを吉と考えます。正に鉄は熱いうちに打てです。良い感じに歳を取った、多少間違えはあったけれどもそれは後になってみれば良い思い出。経験もたくさん積んできた。機は熟したそう思った時、これからをどうする？答えは今。このタイミングで設立するに相応しいと考え、『Yoshiyuki Kimura Japan Taiko Fill』と名付け設立するに至りました。今後メンバーと共に平和を祈り日本の音で国際展開をしていきます。大切な看板（ネーミング）はオーケストラを意識し名付けました。特にFillの意味は重要で（物・場所などを）満たす、いっぱいにするという意味です。私たちと関わってくれた全ての心が満たされるようにとの思いです。

『平和』と『祈り』が活動の根幹

先にも触れましたが私には設立に当たりもう一つの大きなテーマがあります。それは『平和』と『祈り』です。なんて非科学的なことをとお思いの方も多いことでしょう。しかし『祈り』とはずっとずっと太古の昔から行われてきたことをみなさんは知っているはずです。なぜなら当たり前に祈ることを一年に一度は行なっていますよね。それは初詣です。日本では大切な神事です。勿論、日本に関わらず世界中で毎日『祈り』は行われています。その祈りの精神は世界に宗教をもたらし、信仰となって今を生きる人々に希望と光を与える。最早、人間として生まれた以上当たり前のことなのかもしれません。ただ昨今、いえずっと昔から宗教を言い分とした、戦争が絶えません。間違えた教えや祈りが横行し、世界が常に危険な方向に突き進んでいることも事実です。戦争が祈りから起こるとすればそれは悲しすぎます。私たち『Yoshiyuki Kimura Japan Taiko Fill』は国を超え、世界のみなさんと笑顔を作ることが出来るのその日本の素晴らしき音楽、楽器を通して共に平和を祈ることが出来る活動を世界で展開していきます。音楽は実に純粋です。
コンサートが終わった時の鳴り止まない拍手とお客様の笑顔。ワークショップが終わった時のみんなで感動し合う姿。それは一つの輪として共に平和を祈り合う結晶にも見えます。その大きなお役目を担い果たすべく、私たちの活動に大きな希望とご期待を寄せていただきますようよろしくお願い致します。また活動のご支援の程も重ねてよろしくお願い致します。

YOSHIYUKI KIMURA GROUP

代表　木村善幸